南アフリカの中銀である南アフリカ準備銀行(SARB)はJPモルガンのプライベートチェーン「Quorum」に興味を示しています。SARBのフィンテックに関するステートメント(現地時間13日)によると、PoC(概念実証)において、Etherhereumの技術開発コンサルのConsenSysと提携すると発表した。このプロジェクトには、JPモルガンと共同設立されたエンタープライズブロックチェーンであるQuorumをホールセール決済に採用することが含まれます。

JPモルガンのブロックチェーンに関してはこのような記事があります。「Bitcoinは詐欺」と言いながら自分たちのプライベートブロックチェーンは開発を続けてきたわけです。

JPモルガンCEOが「ビットコインは詐欺」発言を後悔する背景

JPモルガン「ビットコインは詐欺」発言にアオられない方法

JPモルガンはトランザクションの秘匿性に拘りを示しており、QuorumはEthereum Ethereumをベースにしています。SARBは金融システムの決済インフラに分散台帳技術(DLT)を直ちにインテグレートするとはしていません。あくまでPoCという立場。

国家による証券取引等清算とインターバンク決済へのプライベートブロックチェーン採用検討が最も進んでいるのは、シンガポールです。ブロックチェーンプロジェクトUbinの適用範囲はDelivery Versus Payment(DVP)と呼ばれるもの。DVPは証券の引渡し(Delivery)と代金の支払い(Payment)を相互に条件を付け、一方が行われない限り他方も行われないようにすること。

シンガポールはブロックチェーンでもアジア諸国を引き離すか

もし分散型台帳技術がリアルタイムで決済を確定できれば、クリアリングハウスを使う必要がなく、「銀行」というオールドエコノミーに類するビジネスモデルが採用しうるブロックチェーンのなかで最良のものかもしれません。

投稿者: Takushi Yoshida

起業家&デジタルビジネスアナリスト。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。ジャカルタで政治経済記者。APEC、ASEAN首脳会議でTPP、ASEAN+3などの地域経済統合をリサーチ。帰国後、米デジタルマーケティングメディアDIGIDAY[日本版]立上げ参画。2017年10月テックビジネス戦略メディアAxionを創業。

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