【動画】PwCが日本初のデジタルサービス拠点を大手町に開設した理由

PwC Japanグループは11月22日、東京・大手町にエクスペリエンスセンターを開設。企業や社会が抱える課題の解決に向け、デジタル領域で新たなイノベーションを生み出すと語っています。コンサルティングファームによるエクスペリエンスを学ぶための単一目的の施設は日本で初めて。大手町という戦略性の高い地域での開設に注目が集まります。

近年日本でもいわゆる企業のデジタル変革をサポートする「デジタルサービス」への需要は著しくなっています。2016年にはアクセンチュアのIMJ買収、電通・博報堂DYの「デジタル」の設立がありました。マーケティングソフトウェア提供企業も独自にユーザ企業に「デジタルサービス」を提供し始めています。これにより数々の協業が発表されています。

PwCコンサルティングは2013年にデジタルクリエイティブエージェンシーのBGTを買収し「デジタル」に参入しました。2015年に米フロリダに最初の「エクスペリエンスセンター」を開設し、最近はシカゴにも開設しました。

日本では大手町という「日本株式会社」を形成する企業の中核が置かれる地点に開設されており、独自の役割をはたすことになりそうです。巨大な変化にさらされている周辺の金融機関などは潜在的なクライアントと考えられます。

PwC Japan グループのデジタルサービスをリードする PwC コンサルティング合同会社 パートナーの松永エリック・匡史氏は「言葉が通じ合わないかもしれないさまざまな分野の人間がまじわることで、新しい価値を提供できる」「デジタルで起きる予測不可能なことに挑む」と語っています。

PwCはエクスペリエンスセンター開設で、コンサルタンシーとエージェンシーの間に石をおいたかとの質問に対して、「メディアが『他社のお客をとろうとしている』と報じているが、我々が取り入れたエージェンシーは全く違うものとして提供されている。確かに弊社ではエージェンシー出身者が多く所属しているが、経営戦略を提供するというコンサルタンシーとの融合で全く新しいものになっている」と回答しました。

私は一年前にも松永さんにインタビューしており、コンサルとエージェンシーという文脈や、コンサルティングとクリエイティブをパッケージにする新しいサービスの理解に役立つと思います。

詳細は以下の動画を御覧ください。

コメント

米国に対し日本でデジタルサービスの立ち上がりが遅れた要因として、デジタルマーケティング人材の深刻な不足が大きいです。データという数理的な部分、サービスを形成するための技術力、同時にマーケティングそれ自体や業界が含む不確実性の双方をうまくハンドリングできる人材群が要求されています。日本ではコンサルティング、広告、双方の業界が「デジタル」に力を注いで来ませんでした。企業とサービス提供者側の双方がいまこの希少なチームを探しており、高いパフォーマンスを示すチームの価値はエクスポネンシャルな高騰を遂げていると言っていいでしょう。

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