ICOは既にテックスタートアップを変えている

YouNowは昨年11月にRepublic CryptoとCoinListというICOプラットフォームでトークンセールを行い、2400万ドルを調達しました。 YouNowはモバイル動画アプリケーション。この分野は2015年に米国で火がついて苛烈な競争の結果、Twitterが買収したPeriscopeが優位に立ち、その後Facebookが参入し、レッドオーシャンになりました。初期のブームから事業を進めてきた会社の多くは難しい経営を迫られました。KikやTelegramと同じようにYouNowはICOへの道を選びました。

トークンを採用することにより、収益化の手段がユーザーに何らかのタックスを課す(広告 or 課金)から、トークン自体のやり取りやエコシステムの何処かから収益を得られるようになればいいという考えに変わっています。いわゆる経済圏を形成するという考え方です。

YouNowにはレピュテーション(評判)システムの仕組みがあります。コンテンツクリエイターがデジタルギフトを受け取ると、ネットワーク上でのその影響力が高まるように設計されています。YouNowはデジタル・ギフトの購入に費やした金額をクリエーターと分け合います。YouNowが今後リリースするアプリRizeでは、デジタルギフトをYouNowのコインであるPropで購入します。

トークンベースの新しいビジネスモデル

YouNowはユーザーからの収益を最大化する会社から、新しい製品やサービスをプラットフォームに組み込んで、Propの価値が上げるために多くのユーザーのエンゲージメントを高める方向にシフトしました。トークンの採用のためです。これはしっかりと成り立つならば健全なシフトと呼べるでしょう。

同時にVCのエコシステムの中で資金調達が難しくなったスタートアップにも新しい機会が提供されているとも言えます。米国ではIPOの要件が厳しいので、ICOが増えていくのは間違いないです。今年もICOは熱気は冷めないままであり、VCの投資総額を上回っています。ICOにもVCマネーが混ざっているので区分に意味がなくなるのも後もう少しでしょう。

参考

Coindesk ICOs Are Already Changing Tech Startups You Know

Prop PROPS Token Sales Sell Out


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