Google検索がサブスクリプションページに”微笑”説 [デジマ観測]

Googleは長い間検索結果においてペイウォールのページの順位を落としてきましたが、最初の3ページは”無料”という仕組みに対しては”寛容”になるとDigital News Initiativeのカンファレンスで明らかにしました[DIGIDAY]

Chartbeatからの新しいデータによると、パブリッシャーへのリファラルトラフィックでは、Googleからのトラフィック増加が、Facebookから失われたトラフィックを置き換えています[Recode]

今週の開発者カンファレンスで、Googleは3100万のウェブサイトがAMPを使用していると発表しました。これは昨年10月以来25%増えています。 GoogleはAMPは人々が検索を断念するのを防ぎウェブサイトへのトラフィックを増やすと主張しています。

Via[Recode], 実物はサイトで御覧ください

Googleは2017年1月に比べて4億6600万PVをパブリッシャーに与えています。そのPVの大半はモバイルとAMPのものでした。その一方で、Facebookは2億回(1月比20%減)を与えています。Chartbeatの顧客はニューヨークタイムズ、CNN、ワシントンポスト、ESPN等の主要パブリッシャーであり、このデータの妥当性は高いと考えられます。

Facebookの数字の落ちは、今年1月にマーク・ザッカーバーグ氏がパブリッシャーのトラフィックを落とすことを明言したことが、実際に起きていることを意味しているでしょう(詳しくは以下の記事を参照ください)。

“Facebook大増税” メディアと広告主はどうする?

コメント

検索もソーシャルも爆発する情報量に対して脆弱です。GとFは広告を主な収入源にしているので、ウェブに対する支配力を広告収益を拡大するエコシステムの設計に費やしている、と考えていいでしょう。その結果、特定の検索ワードにおいて顕著ですが、Google検索の上位をしばしばアフィリエイトサイトか、アドセンスだらけのサイトが埋め尽くすことになります(”仮想通貨”と検索してみてください)。Facebookには得体の知れないフェイクニュースが流通します。ニューヨークタイムズのようではない新興パブリッシャーはこのエコノミクスに従順です。ある程度のインターネットのリテラシーを持たない人は、”毒まんじゅう”を掴むことになりがちです。

ただし、評価とは極めて相対的なものです。私が”悪質サイト”と考えているものが、他の人にとってはそうではありません。群衆の選択は時に正しく、ときに誤っています。この正しさの判定にも独自の評価基準が必要になってきます。どこをどう突き詰めてみても、最終的には哲学的な問いにぶつかるはずです。

Googleがサブスクリプションモデルのサイトの評価を見直すのなら、それがどのような形で、どの程度、どういうインテントをもってなされるかを考えないといけません。

お金を課して運営がされているサイトを評価することで、ユーザーが求める情報にたどり着ける確率が上がるのなら、検索というプロダクトとしては成功です。だけど多少、アドセンスなサイトを経由して、検索を繰り返して、検索広告をクリックしてもらいたいのが、ビジネスの視点です。

私は今回の見直しはこういうバランスの中で起きると推測します。

コメント

この記事で指摘しましたが、インターネットエコノミーにおける広告モデルは必ずしもいいものを評価しません。最高の戦略はフェイクニュースの構成になるからです。それでユーザーがいい情報に出会えう機会が阻害されているのならば、採用するモデルの変更が必要になってくるはずです。

2016年に以下のような”Smartnode”の検討をしており、このAxionは”Smartnode”の一貫として進めていますし、近くプロジェクトの再構成を行いますので楽しみにしていてください


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