Apple自動運転車プロジェクト再開 会議でAI責任者が発表

Appleはハードウェアで大成功を収めたが、人工知能(AI)に関しては、他のテック企業に遅れを取ってきた。今年に入り、同社は近年の買収や人材の確保の成果を味わい始めているようだ。一度は頓挫したと報じられた自動運転車プロジェクトが息を吹き返そうとしていると、Vergeが報じている。

4月にカリフォルニア州で自動運転車の試験の許可を得た。6月にはアップル社のCEO、ティム・クックが自動運転車に取り組んでいることを認めている。

Appleの人工知能研究責任者、Ruslan Salakhutdinovは、先週の機械学習カンファレンスNIPSの金曜日の講演で、自動運転車の開発に役立つ機械学習の最近の進歩について語った。車両カメラの分析に機械学習を活用しており、車や歩行者などの物体を特定し、道路上の走行可能な車線を見つけるなどを行っているとSalakhutdinovは説明した。また、カメラのレンズが雨滴で覆われていてもシステムがどのように動作しているか、歩行者が駐車していた車で隠れている場合でもソフトウェアがどのように状況を推測できるかを示した画像を見せたという。

Via Dev Apple

6月のWWDC開発者会議で、AppleはApple製品用のアプリに人工知能アルゴリズムを組み込むためのフレームワークであるCore MLを発表した。CaffeやKerasなどの主力な6つのライブラリをサポートしている。こうしたライブラリを用いて生成されたモデルを、Core ML ToolsというAppleが開発したオープンソースの変換ツールを用いて、Core MLで利用できるという仕組みだ。GoogleとAmazonは、AIライブラリをAppleの新しいフォーマットと互換性を持たせるためのコンバーターを開発した。

iPhone上の機械学習を促進

Appleは携帯電話、タブレット、コンピュータにAIを実装し、Siriの機能を強化する方向に動いている。

via dev apple

Appleは9月にはAIチップの開発も公に認めた。「デュアルコア『A11バイオニック・ニューラル・エンジン』チップは、1秒間に6000億回の操作を実行できる」とAppleのエグゼクティブPhil Schillerは9月に語った。AIチップはiPhone Xでのロック解除と購入を行うための顔ID認証機能のための高速な顔認識を可能にするという[CNBC]

参考

Introducing Core ML

Eyecatch by Taras Makarenko

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